『持続可能な地域づくり』についての活動状況(1)
(情報提供: 奈川 地域づくりセンター)

2024年度


概要
持続可能な奈川地区推進計画とは、松本市奈川の、地域における様々な課題解決に向けた取り組みの指針となる計画づくりです。2021年度に地域住民と行政、専門家などで構成される「持続可能な奈川地区推進協議会」を立ち上げ、2023年8月には「奈川のみかたをふやす道標」と題した計画か策定され、計画の目標に向けた地域住民や行政などによる様々な取り組みがスタートしています。
活動状況
2024年度、持続可能な奈川地区推進協議会(以下、協議会)では、「持続可能な奈川地区推進計画」の実現に向け、「子どもと暮らし部会」と「産業振興部会」において議論を深めた内容について取組みを進めています。あわせて、地域住民や地域外から奈川を応援したい人たちを対象としたワークショップ「奈川ぐるぐるカフェ」を開催し、自らが取り組みたいことなど、様々なテーマでアイデアを出し合ってきました。

2024年度の活動事例
「持続可能な奈川地区推進計画」は取り組みの4つの柱を設定して、それぞれの課題に取り組んでいます。2024年度に実施した協議会の活動事例をいくつかご紹介します。
「ながわ青空マルシェ&マーケット」を8月に開催し、30の出店者と700人を超える参加者で賑わい、地域にとって今後に大きな期待を持てるような成果を得ました。11月に開催した「奈川のみかたをふやすCAMP」は、奈川ぐるぐるカフェの中で提案があった企画が実施に至りました。
また、信州大学の学生有志による「奈川えんがわプロジェクト」の活動については今年で4年目となり、協議会と連携して地元からの支援や交流促進につながるものとなっています。
開催の記事はブログ情報サイトでご覧いただけます
※または各写真のクリックで関連記事にリンクします。
(株)ふるさと奈川 観光交流部では、奈川ファンクラブの事務局と地域情報編集局が立ち上がりました。奈川に関わる地域内外の人たちと恊働しながらWebやペーパーで情報発信を日々持続することで、奈川の観光集客だけでなく、地域の内外の人々を繋ぐ役割となることを推進しています。
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このように「持続可能な奈川地区推進計画」に基づいた取組みにより、地域の人々や地域が大きく動き始めています。






2025年度以降に向けての重点課題への取り組み
観光・交流施設の新たな展開について
奈川地区内の観光交流施設については、老朽化や維持管理費の増加が懸念されています。ウッディ・もっくやキャンプ場等、新たな整備や更新が必要と考えられる拠点施設について、引き続き市の関係課と連携しながら調整を図ります。
野麦峠スキー場については、市へ提出した報告書を基に、スキー場に関わる関係主体がより密に連携できるよう取り組んでいきます。
奈川保育園や奈川小中学校の今後の可能性について
課題検討部会等の成果を踏まえ、引き続き市の教育委員会やこども部とも情報を共有していきます。小中学校での自由進度学習の進展や、すでに受け入れが始まっているデュアル・スクールの状況も捉えつつ、地域が支える学校のあり方についても引き続き検討をしていきます。
保育園の活用については、今後の再開や新たな展開も見据え、保育課と検討を進めていきます。
公共交通や地域主体の移動の足のあり方について
市営バス奈川線のダイヤやルート、運営のあり方などについて、市と連携して検討を進めていきます。また、政府が自治体ライドシェアの推進を打ち出しており、そのような新たな施策の可能性についても市と連携して研究していきます。
クラインガルテンの地域での新たなあり方について
地区内のクラインガルテンの設備更新や光ケーブルの導入が進む中、奈川地区を一つの生活・仕事の場とするような「仲間」を増やしていく場としての展開について検討を進めます。
松本市とも連携しながら、地域が求める利用者像の設定や、利用要件の再整理、社会実験(交流イベント等)などの取組みを進めていきます。
農林業の維持・継承の仕組みづくりについて
そばを活かした地域振興について引き続き推進していくとともに、鳥獣害対策や農地・林地の保全、後継者確保、伝統野菜や高原野菜の販路拡大などに取組みを進めていきます。
行政やJA との連携とともに、㈱ふるさと奈川や本年度より本格的に活動を開始したNPO 法人あぐり奈川とも引き続き連携を図っていきます。
2024年度の報告・リポート(2)につづきます。(記/地域情報編集局・NAGAWA未来デザイン研究室)
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